ピアノと僕5
ツユクサが咲く丘で~夢の続き~
僕らが生きる今も 誰かの夢の続き
いつもいつまでも 繋がり生きていく
君と会ったあの丘にツユクサが咲いた
何も恐れないで 何も怖くないさ
愛は受け継がれていく
叶わず終わる夢が 明日を導くでしょう
それは悲しい だけど愛しい 命のバトン
僕らが生きる今も 誰かの夢の続き
いつもいつまでも 繋がり生きていく
眠る君はとても穏やかな顔してた
きっときっと幸せな夢を見ているね
永い川を渡り 僕らは星を揺蕩う
叶わず終わる夢が 明日を導くでしょう
それは悲しい だけど愛しい 命のバトン
僕らが生きる今も 誰かの夢の続き
いつもいつまでも 強がり生きていく
君と会った丘に ツユクサが咲いてる
時間薬
時間がなんとかしてくれるとか
そんなこともあるかな
だけどそれじゃ責任逃れのような気がして
嫌だから
どんな言葉ならば君を救えるだろうか
きっとそんな言葉などないのだろう
今日はよく晴れてるから
どこか出かけようか
海でも山でもいい
忘れなくてもいいんだよ 愛されたんだから
大事な想い出を胸に抱き 生きればいい
少しずつ日が長くなったね
もうすぐ春が来るね
何をしても何もしてなくても
花は咲いて鳥は飛ぶ
心などなければ 楽に生きていけるのかなと
思う日もあるけど 勿体無い
失ったものだけが どうも目につくけど
指折り数えてみて
忘れなくてもいいんだよ 愛されたんだから
心に目を伏せて笑うなら 泣いていいんだよ
見ないフリをするから
今日はよく晴れてるとか
どんな理由でもいい
1人じゃない そばにいたい
乗り越えなくていいんだよ
愛してたんだから
大事な想い出と夢を抱き 生きればいい
大事な想い出を胸に
アストロノオト
何千億個の 星の中で
ぽつり産まれ 息をしてる
遠い空の果て どこかで見ているの
今の僕は どう映るの
重ねた別れに 目を見て話せず
生きてく暮らしでも ただ風は流れた
光もしないこの命で 何を照らすと言うの
押さえつけてたこの心は 誰のものだろうか
隠れたままで 見つけられずの
夢が僕を 探している
もういいよもういいよ 迎えに行かなきゃ
もらった命を 大切にしなくちゃ
心のままに生きてくのさ
逃げも隠れもしない
取るに足らない星屑なら
迷うことがあろうか
無駄に過ごした日々を無駄じゃなく
できるのは自分だけだ ここからの日々だ
光もしないこの命で
何を照らすと言うの
押さえつけてたこの心は
僕だけのものだ
心のままに生きてくのさ
逃げも隠れもしない
取るに足らない星屑でも
光る宇宙へ進め
どこかの朝日
今沈んだ夕日も どこかの朝日だよ
そんな言葉集めて あなたを見つめている
ずっとずっとあなたを愛していた
気持ちが離れた今でも何も変わらない
今沈んだ夕日も どこかの朝日だよ
そんな言葉抱きしめ 背中を見つめている
どうせならスコールにでも
濡れて帰りたいのに
夕日はこんなにも 赤く赤く燃えるでしょう
今沈んだ夕日も どこかの朝日だよ
すべては捉え方さ
そう呟きながら 1人で歩いていく
後ろを気にしながら 歩幅を広げながら
砂漠の花
それ以上あなたを苦しめないでね
あなたを待つ人がどこかにいるんだから
それ以上あなたを苦しめないでね
今いるその場所が全てじゃないんだから
砂漠に咲く花が水辺で枯れるように
それぞれ咲く場所はみんな違うんだよ
それ以上あなたを苦しめないでね
今いるその場所が全てじゃないんだから
思い出してごらん 笑い転げた日を
そうだよ あなたは1人じゃないんだ
ないんだ
それ以上あなたを苦しめないでね
あなたが咲く場所がどこかにあるんだから
それ以上あなたを苦しめないでね
あなたを待つ人がどこかにいるんだから
ここにもいるんだから
雪がとける頃に
「冬の支度を始めました」
短い文字があなたらしい
夢も定かじゃないまま出た
故郷をふと思い出すよ
優しい人に支えられて
何とかこうして生きているよ
雪がとける頃に そっちに帰るね
やっと車も買えたから 僕の車で行こう
子供の頃は少しこわくて
心閉ざした日々もあった
だけど今なら少し分かる
きっと必死で育てたんだね
ピアノくらいしか取り柄もない
だけど大事な宝物さ
雪がとける頃に そっちに帰るね
ジンギスカンでも寿司でもいい
僕に奢らせてよ
人に愛してもらえるのは
愛を与えてもらえたから
雪がとける頃に そっちに帰るね
やっと車も買えたから 僕の車で行こう
雪がとける頃に そっちに帰るね
なかなかずっと行けなかった
お墓参りにも行こう
ありがとうに代えて 僕の車で行こう
あじさいが咲くまちで
春と夏をつなぐ季節 いつもの公園
あじさいが揺れてる
遠いまちで暮らす君に 懐かしい景色
切り取って送ろう
向こうに見える校舎 学生の笑い声
あの日の僕たちの 面影を重ねた6月の空
長い雨に打たれて 輝き出す花びら
大丈夫 君なら 信じて突き進め
あじさいが咲くまちで そっと背中を押すよ
その胸にもう一度 きれいな花を咲かそう
日が暮れると水面に映る ホタルの光が
見られるって聞いたよ
変わらないものなんてないけど
変わらないように守る人たちがいる
いつかは僕らもそんな人になれるかな
愛する人たちが
いつまでも笑って暮らせるように
雨の日も晴れやかに 虹の橋を架けるよ
大丈夫 僕なら 夢見て生きていく
あじさいが咲くまちで 歌い続けていくよ
この僕にできること
見つけられた気がするんだ
帰る場所ならここにあるから
君の翼広げて 心のままにいけ in the sky
長い雨に打たれて 輝き出す花びら
大丈夫 君なら 信じて突き進め
あじさいが咲くまちで
ずっと背中を押すから
その胸にいつでも きれいな花を咲かそう
あじさいが咲く頃に 笑ってここで逢おうよ
テーブルランプ
アンティークの家具屋が 多い坂道で
君と買ったテーブルランプ 埃纏ったまま
よく笑った人だから あまりに静かで
観るでもなくテレビをつけて 鼻頭押さえた
夢のような暮らしは 長く続かないんだな
何とかして 逢えたりしないかな
ひとりでも生きてきたはずなのに
もう分からないよ
幸せで幸せで幸せな日々だったからさ
渡せなかった愛がまだここにあるよ
僕の気も知らずに 日々は続いてく
そのおかげで 何とか今を繋いでいけるかな
明らかにしょぼくれた 顔が窓にいて哂う
心配をさ かけちゃダメだな
頭では分かるけど 心がさ手を繋がない
もう少しもう少しもう少しこのままいさせて
抱きしめた感覚とか 忘れてしまうから
テーブルランプにそっとあかり灯そう
そばにいるそばに感じてる
時も理屈も超えて
ひとりでも生きてきたはずなのに
もう分からないけど
幸せで幸せで幸せな日々だったからさ
もらった愛を灯して 暮らしていくよ
ただ君だけを
愛してる愛してる愛してる そういつまでも
あとがき
1人過ごす週末の夜
ふざけたテレビに少し笑い
作りすぎて冷めたパスタを
抜けたビールで流し込んだ
こたつで足も伸ばせるしさ
化粧落として寝れるしさ
少し掃除もサボれるしさ
自分のために生きれるしさ
彼氏の愚痴まじれないけど
しばらく聞き手でいればいいし
慰められる時期も過ぎて
楽しい日々を過ごすだけ
涙にくれる日もないしさ
気疲れだってしないしさ
冷やかされることもないしさ
惨めじゃなくなるしさ
冬の寒さは辛いけれど
毛糸の手袋買ったしさ
自分を責めることもないしさ
思ったより平気だしさ
すごく頑張ってたしさ
話がしたい
長い夜が 今明けていくよ
遠い空に 光が見える
懸命に生きてた 君を思い出すよ
今でも
いつか君に逢えたら 話がしたい
少しは変わった姿を 見せられる僕でいたい
生きることは素晴らしい 美しいものと
教えてくれた日々に 応え生きていたい
きっと
代わる人は どこにもいないけど
支え受けて ここまで来たよ
同じようなことで 苦しんでいるなら
助けたい
くれたものを返したい でもできないから
周りの大事な人に 渡し生きていたい
寂しかったよ 1人で生きてく日々は
だけど愛の深さを 感じられた日々だ
もっと
いつか君に逢えたら 話がしたい
少しは変わった姿を 見せられる僕でいたい
生きることは素晴らしい美しいものと
教えてくれた日々に応え生きていこう
ずっと